タイで中古スマホを損せず買う方法
中古スマホは状態を偽りやすい商品の代表格です。本当のリスクは画面割れではなく、アカウントロックが解除されていない端末、ブラックリスト入りしたIMEI、正規保証品と偽った並行輸入品です。送金前に確認すべきことをまとめました。
最終更新: 2026-08-31 · Near Dee
1. 会う前にIMEIとブラックリスト状態を確認する
事前に出品者からIMEIを聞いておきます。実機で*#06#を押し、箱やトレイに刻印された番号と一致するか確認したうえで、メーカーのサイト(iPhoneはcheckcoverage.apple.com、Androidは一般的なIMEI照会サイト)で紛失報告やキャリアブロックの有無を確認します。
盗難届が出ていたり分割未払いで回収された端末は、店頭でWi-Fiでテストすると問題なく見えても、後でモバイル回線に永久に繋がらなくなることがあります。必ずSIMを挿して実際に通話まで確認してください。
2. iCloud・Googleアカウントロックの解除を確認する
iPhoneは「探す」がオフになっており、出品者のApple IDが完全にサインアウトされている必要があります。受け取る前に目の前で初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)してもらいましょう。他人のApple IDが紐付いたまま初期化やSIM交換をすると即座に文鎮化します。
AndroidはFRP(工場出荷状態リセット保護)を確認します。出品者に全てのGoogleアカウントからサインアウトしてもらい、目の前でリセットして、見知らぬアカウントのパスワードを要求されずに起動することを確認してください。
3. バッテリー状態と充電をテストする
iPhoneは設定>バッテリー>バッテリーの状態を確認します。使用1〜2年の端末なら85%以上が目安で、80%を下回るなら値引き交渉するか、機種によって900〜1,900バット程度のバッテリー交換費用を見込みましょう。一部のAndroidも同様の数値をバッテリーメニューで確認できます。
待ち合わせ場所で10〜15分ほど実際に充電してみます。異常な発熱や、パーセンテージが滑らかでなく飛び飛びに増える場合はバッテリー劣化や充電ポート不良のサインです。
4. 画面・カメラ・ボタンを一通り確認する
- グレーまたは白の全画面表示にして斜めから見て、OLEDの焼き付きや黄ばみを確認
- お絵かきアプリでタッチスクリーン全体をなぞり、反応しない箇所がないか確認
- 前後すべてのカメラで撮影し、ピントとレンズの曇り(特に超広角)を確認
- ホームボタン・電源ボタン・音量ボタン、Face ID/Touch IDまたは指紋認証をテスト
- イヤホンを挿してスピーカーとマイクを録音・再生で確認
5. 並行輸入品とタイ正規保証品(TH)の違い
タイ正規保証品(TH)は並行輸入品より1,000〜3,000バット高いことが多いですが、タイの正規サービスセンターで直接修理できます。米国・日本・香港からの輸入品は特定キャリアにロックされていたり、タイの一部5G帯域に対応していないことがあります。設定>一般>情報でモデル番号を確認し、メーカーが公開するタイ向けモデルコードと照合してください。
TH正規品だと主張するのに領収書もなく、箱にAIS/dtac/TrueやTHのシールもない場合は並行輸入品とみなして価格交渉しましょう。
6. タイの中古市場の実際の価格帯
バッテリー85%以上で状態の良い2〜3年落ちのiPhoneはおおむね8,000〜18,000バット、1〜2年落ちのAndroidフラッグシップは7,000〜16,000バット、1〜2年落ちのミドルレンジ機種はおおむね3,000〜7,000バットです。これより30〜40%以上安い場合は特に注意が必要です。
7. 安全な待ち合わせと支払い
防犯カメラのあるモール、コンドミニアムのロビー、BTS・MRT駅で会いましょう。上記チェックをすべて終えてからPromptPayで支払い、着金後すぐに自分の銀行アプリで金額を確認してください。チャット上の出品者名と異なる口座には絶対に前金を送らないでください。